最低12万⇒最大30万円も…高すぎるiPhoneブーム終焉?レンタル&旧モデル中古が一般化

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iPhone14全色

2022年9月に待望のiPhone14シリーズが発売となりましたが、価格はApple定価で119,800円~と過去イチで高額となりました。

性能面でも過去のiPhoneほど毎年の変化もない反面、部品の高騰や円安でもはや固定資産レベルに高騰している最新iPhoneに、「そろそろ最新iPhoneブームも終焉」という声もありますね。

部品高騰や円安で最新iPhone14の最低価格は約12万円~と完全に高級スマホに

毎年最新技術が詰まったiPhone発表はもはやボジョレヌーボーレベルに秋の恒例イベントとなっており、2022年9月にはiPhone14シリーズが発売されました。

しかし、7月から円安の煽りを受けてAppleでは国内iPhoneの価格を10~20%の値上げしており、iPhone14シリーズのApple定価も以下のようにかなり高めになっています↓

モデル/容量 64GB 128GB 256GB 512GB 1TB
iPhone14 119,800 134,800 164,800
iPhone14 Plus 134,800 149,800 179,800
iPhone14 Pro 149,800 164,800 194,800 224,800
iPhone14 proMAX 164,800 179,800 209,800 239,800

iPhone14シリーズは最安価格でも14(無印)128GBストレージの119,800円と過去最高額となっており、最高価格はiPhone14 Pro MAX(1TB)の239,800円と、もはや固定資産レベルの買い物に。

2017年にiPhoneX発売時には「10万円を超えるiPhoneが発売された」と話題になりましたが、現在は12万円からしか買えないほど直近数年で値上がりしていることが分かります。

正直なところ直近の最新iPhoneの新機能や性能の進化は以前に比べて鈍化していますし、カメラがいくらか進化した最新iPhoneにここまでの金額を払うのは完全に趣味の領域です。

スマホを買うというよりはパソコンを買い替えるのに近い感覚かもしれません。

大手4キャリアは48回分割&端末返却で負担を抑える方向「約半額で2年レンタル」

もちろん多くの人にとって12~24万円のiPhoneを一括購入するにはそれなりにハードルが高いので、ドコモやau,SoftBank,楽天モバイルなど最新iPhoneを販売している大手キャリアでは「端末返却プログラム」と呼ばれる制度を2017年より導入しています。

・ドコモ:いつでもカエドキプログラム
・au:スマホトクするプログラム
・ソフトバンク:新トクするサポート
・楽天モバイル:アップグレードプログラム

プログラム名は各社で異なりますが、内容は同じで「スマホを48回分割で購入し、13~24回目で端末を返却する事で残債が免除される」というプログラムで、事実上の2年レンタルです。

実際に2年で返却した時の負担額は定価の半額程度=「半額で2年レンタル」が可能という事で、大手キャリアで最新iPhoneへ機種変更する人の多くがこの「半額で2年レンタル」を利用して負担額を抑えているのが現状です。

ちなみに返却時に端末に画面割れや故障等があると追加で費用が掛かるので、実際にはその辺のコストも考慮した方がよいです。

そもそも「最新iPhone14を買いたい」というニーズは全体の10%未満

ニューズドテックが6月に統計した「円安・物価上昇に伴う支出意識調査」によると、iPhone14について「高くても買いたい」と回答したのは全体の6%程度という結果に。

「高くても買いたい」:6%
「高いけど興味はある」:17%
「買う(買い替えの)予定はない」:41%
「全く興味がない」が36%

「買いたい」と「興味がある」の合計でも全体の23%程度で、そもそも最新iPhoneに興味がある方が少数派だという事が分かります。

また直近では「スマホの買い替え時期」が長期化しているとの統計結果もあり、値上がりしたiPhoneを買う事に消極的になってきているのが分かります。

多くの人にとって「ハイスペック&新機能よりも安いiPhoneを」という事です。

金銭感覚がマヒしてきていますが、最新iPhoneに12~24万円とか「2年レンタル」に7~12万円とか結構感覚が狂っているのかもしませんね。

「iPhoneの中古市場」やミドルスペックも種類も多い「Androidへ移行する」というのもコスパを考えれば無難な選択かもしれません。

参考:iPhoneをもっと安く買う方法 サブブランドやMVNOで販売しているiPhone価格表

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